南側は、金剛山地と呼ばれる、大阪と奈良・和歌山をつなぐ山々(金剛山・大和葛城山・岩湧山など)が、北側は、生駒山地と呼ばれる、阪平野と京都盆地・奈良盆地とをつなぐ山々(生駒山・信貴山・高尾山・飯盛山など)に挟まれた山で、双耳峰(雄岳と雌岳)と奈良盆地や大阪平野を一望できる絶景が特徴です。
高さはそれぞれ、山に向かって左手(北側)が雄岳517メートル、右手(南側)少し低い方が雌岳474メートルあります。
はるか昔、およそ1,500万年前に瀬戸内火山帯の一部として活動していた火山があったと伝えられています。
この火山活動により、サヌカイトや凝灰岩(ぎょうかいがん)などの岩石や金剛砂(こんごうさ)などが生成され、その後の地殻変動や風化・浸食によって、現在の二つの山頂を持つ姿になったと考えられています。