標高1,125m。
大阪から奈良にそびえる山で、たくさんの山からなる「金剛山地」の最高峰として有名な山。葛木岳(かつらぎだけ)、湧出岳(ゆうしゅつだけ)、大日岳(だいにちだけ)の三峰からなり、名前の由来は「金剛山転法輪寺(こんごうさんてんぽうりんじ)」からなるものだそうです。
その歴史は古くからあり、665年に役行者(えんのぎょうじゃ・役小角/えんのおづぬ)が16才の時にこの山に登り霊気を感得したと言い伝えられ、修験道を開かれた山のひとつとしても知られています。
役行者が長い修行の末、頂上に法起菩薩(ほうきぼさつ)をご本尊とする転法輪寺(てんぽうりんじ)を建立。
自身の祖神、一言主神(ひとことぬしのかみ)を祭る葛木神社(かつらぎじんじゃ)を鎮守として合わせ祀られており、神仏混淆の霊峰として知られています。
今では、年間100万人を越える人が登る山で、全国でも有数の登山として知られています。
関西随一の人気を誇る名山で、日本200名山や関西(近畿)100名山などに挙げられるほどの人気ぶり。
ひときわ大きく存在感があり、遠くからも目にすることができる山です。
また、登山回数を記録する回数登山が行われており、そのため多くの方に愛されている山でもあります。
森林浴の森100選にも選ばれ、展望台からは大阪湾が一望でき、淡路島が見えることも。また野鳥や蝶なども多く生息し、観察することもできます。四季折々の花も咲き、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は樹氷を楽しめるので、経験者の方にも初心者の方にもオススメできる大阪を代表する名山です。