滝畑ダムは大阪府によって建設された補助多目的ダムで、一級河川大和川水系石川の上流部耕地を含む流域の治水対策や灌漑用水供給、羽曳野、藤井寺、河内長野、富田林等の住民の上水道などを支えるダムとして利用されている。
昭和42年(1967年)に工事着手、昭和55年(1981年)竣工。
現在完成している大阪府内のダムでは最大規模のダムを誇っている。
緑豊かな周辺は、自然休養村としてキャンプ場や遊歩道、釣り堀、レストランなどが整備されている。
周辺には遊歩道やキャンプ場が整備され、奥河内の行楽地のひとつとなっている。
ダムによってうまれた人工湖には毎年渡り鳥の飛来も見られ、特にオシドリが有名で、毎年10月下旬頃から翌年3月初旬頃まで滞留して優美な姿を見せる。新河内長野八景に「滝畑ダムのオシドリ」として登録されている。
ダム下流部の右岸の岩壁には、大正末期に河内長野市在住の故夏目庄吉氏がただ一人で掘ったものとされている地蔵菩薩、観音菩薩の二体の磨崖仏が彫られており、堤体からも見ることができる。
ダム上流には滝畑四十八滝があり、合わせて大阪みどりの百選に選定されている。