古市古墳群の中で最初に造られた大型前方後円墳で古墳群の中でも最北端に位置しています。墳丘210m、前方部117m(高さ12.7m)、後円部128m(高さ16.9m)。室町時代に城に利用されたことにより、城山と呼ばれるようになりました。
この古墳の最大の特徴は、墳丘に二重の濠と堤をめぐらせていることです。二重の濠と堤は、巨大古墳の新しい企画として城山古墳で初めて実現されました。複数の濠と堤は以後の大王墳の形制として受け継がれていきます。
東側内濠の発掘調査時の様子
昭和58(1983)年の東側内濠の発掘調査では、前方部の濠の中に島状の施設をもっていることが知られました。この施設は一辺17mの方形で南辺をくぼませ、そこに3体の水鳥形埴輪以外にも衣笠・衝立・盾・家形等の巨大な形象埴輪や円筒埴輪が出土しています。
水鳥形埴輪
衣笠形埴輪
墳丘には西側に桜、東側に梅が植樹され、周濠ではハナショウブ、ヒメスイレン、アブラナ、コスモス等、四季折々の植物を楽しむことも出来ます。イベントの開催地に使われることもあり、地域の方々の以降の場にもなっています。
また、後円部近くに「まほらしろやま」というガイダンス棟では、城山古墳関連の展示もされていますので是非訪れてみて下さい。
参考:古市古墳群世界文化遺産登録登録推進連絡会議『古市古墳群を歩く』
写真:藤井寺市教育委員会提供