仲哀天皇陵(ちゅうあいてんのうりょう)は、墳丘長242メートル、周濠幅約50メートルの大型前方後円墳で、古市古墳群野中で4番目に大きい古墳になります。
別名「岡ミサンザイ古墳」とも呼ばれ、羽曳野(はびきの)丘陵の北東部外縁に位置しています。
横穴式石室を採用している可能性があること、また、出土した外提に飾られていたとされる円筒埴輪などから、5世紀後半の築造と考えられています。
宮内庁の調査で500年前、墳丘部が城郭として利用され、大規模な改変を受けていたことが明らかとなりました。
冬にはマガモ、オナガガモ、トモエガマ、ハシビロ、カイツブリなどの渡り鳥が多く飛来し、バードウォッチングでも人気があるようです。