神社・仏閣

磐船神社(いわふねじんじゃ)

所在地
大阪府南河内郡河南町平石484
電話番号
なし

磐船神社(いわふねじんじゃ)は、磐船大神社(いわふねだいじんじゃ)とも呼ばれる、大阪府南河内郡河南町平石にある神社。神木の栂(とが)にちなみ、栂の宮(とがのみや、「樛宮」とも書く)とも呼ばれる。境内には、舟の形をした岩が48個あるといわれており、磐船、浪石、燈明岩などの巨岩・奇岩を見ることができ、社後にそびえる峰は古来「哮峰」と呼ばれていた。


祭神
主神 饒速日命(にぎはやひのみこと) 外十柱
摂社 豊受大神(とようけのおおかみ) 外五柱



神社内の説明書きより
旧事記天孫本記に「饒速日命(にぎはやひのみこと)十種のみたからを奉じ、天磐船に乗りて河内国河上の哮峰(たけるがみね)に天降り給う」とあり、本社の創祀はこれに由来すると思われますが、その年代は明らかになっていません。この神社は長い間祭祀の原型ともいうべき「神奈備※」の様式をとっていたようで、山全体がご神体とされています。
江戸時代の末ごろ高貴寺の大徳慈雲尊者が葛城雲伝神道を創唱するにあたって神社を根本道場にあて「樛宮(とがのみや)」と命名し、今日これが通称となっている。明治初年、神仏分離によって高貴寺から分かれて磐船大神社と称するようになりました。
※神奈備「神の隠れこもれる」という意味。神々が宿り、あるいはその自然そのものを御神体とした場所を意味します。


境内までの道のり

まず、Googleマップで見ても入り口が分からず、とりあえずは近くの高貴寺を目指しました。


↑Googleマップより

お寺までは車一台通れるような結構細い道でした。

↑写真の左側が登ってきた道路、右側に高貴寺。石碑の前(高貴寺山門前)を通過して写真中央の道を歩いて進んでいきました。特に神社を示す看板等無かったのですが、行けそうな気配がしたので進んでいきました。

歩き始めて間もなく休憩が出来そうなベンチがあり、進むことを歓迎されているように感じられました。

 


アップダウンはありますが綺麗な道で歩きやすかったです。
進むこと約5分、神社の鳥居に辿り着きました。

 

階段横の石碑に祓戸之大神とあったので、こちらでお詣りをして身を清めて頂きました。

いよいよ境内に入るぞと階段を上がっていくと。。。

鳥居の前に害獣除け電気柵が設置されていました。参拝の際は十分注意して境内へ向かったください。
電気柵は神社を囲む形で張り巡らされていたので余り人が来ないので動物も出やすいのかもしれませんね。

境内に入ってみると清々しい雰囲気。奥に拝殿がありましたので、先ずは参拝させて頂きました。

この拝殿の後ろに階段があり、登ったところに本殿がありました。

拝殿手前から左のほうに道があったので進んでいくと、山の形にそって上下に巨石が2つあり、その横を登れる階段がありました。

こちらが天磐船の一部だったらすごいなと思いながら近づいていくと、下の巨石に人工的な入り口のようなものがありました。畏れ多くて覗く事は出来ませんでした。

上の巨石にも隙間のようなものが下部にありました。さらに階段を進んでいきます。

こちらにもお社がありましたが、祭神は記載されていませんでした。
本殿はこちらより少し低いところにありました。

今回は夕方に伺ったので、じっくり見ることが出来ませんでしたが
始めて秘境のように隠された雰囲気の磐船神社に参拝出来て感動しました。
見つけた感がすごいです。
個人的に饒速日命が祀られた神社に伺ったのも初めてだったので
土地に所縁のある神様にご挨拶出来てよかったです。
また、改めて参拝させて頂こうと思います。


↑拝殿側からみた境内、清々しい雰囲気が伝わりますでしょうか。

近くにある神下山高貴寺(こうげさんこうきじ)は神社ととても関係が深く、歴史も深いので次回は伺いたいと思います。

余談になりますが、饒速日命をお祀りしている場所を調べてみると交野市にも舟形巨石をご神体としている磐船神社があり、なんだか繋がりを感じました(個人の感想です)。こちらも伺ってみたいです。

 

スポット情報

名 称 磐船大神社(いわふねだいじんじゃ)
祭神 饒速日命 (ニギハヤヒノミコト)外十柱、豊受大神(トヨウケノオオカミ) 外五柱
所在地 大阪府南河内郡河南町平石484
大きな地図はこちらから。
アクセス 近鉄長野線「富田林駅」より金剛ふるさとバス河内線、バス停「北加納」で下車、徒歩45分
サイトURL なし
SNS なし