大阪府立近つ飛鳥風土記の丘は、一須賀(いちすか)古墳群を整備・保存している史跡公園で、園内は約29ヘクタールの広さがあり、その園内に6世紀後半頃の直径15m前後の円墳(一部方墳)が102基あり、そのうち40基が横穴式石室のもので石室の内部に入っての見学が出来ます。
近つ飛鳥風土記の丘 案内図:大阪府立近つ飛鳥博物館公式サイトより
古代の近つ飛鳥一帯は、渡来人が持ち込んだ高い文化が栄えた地域で、周辺には6世紀以降の群集墳(密集度の高い古墳群のこと)が広がっています。
これらの古墳群からおびただしい数にのぼる出土品は、近くの近つ飛鳥博物館内で展示・紹介されていて、博物館からは近つ飛鳥風土記の丘の全体を一望できるようになっています。
大阪の羽曳野市や太子町、河南町の二上山(にじょうざん)西側の山麓一帯の事を「近つ飛鳥」と言います。また、奈良の飛鳥の事は「遠つ飛鳥」と言います。