聖徳太子御廟(しょうとくたいしごびょう)と敏達天皇(びだつてんのう)、用明天皇(ようめいてんのう)、推古天皇(すいこてんのう)、孝徳天皇(こうめいてんのう)の4つの御陵を中心に、6~7世紀の古墳およそ30基からなる古墳群。
5つの陵墓はいずれも飛鳥時代を代表する大型古墳で、国指定史跡「二子塚古墳(ふたごづかこふん)<太子町>」は古墳時代終末期の珍しい双方墳と言われています。
竹内街道(たけのうちかいどう)のルートと重なるとされる最古の官道「大道」を置いた推古天皇は、「王陵の谷」とも呼ばれるこの磯長谷古墳群に葬られているそうです。
また、その政治を支えた聖徳太子、大化改新で即位した孝徳天皇(こうとくてんのう)もこの太子町の地に葬られたそうです。
大阪・太子町は古代王家の奥津城であるとともに、その政治と外交を見とどけた場所であったと言われています。
【古墳一覧】
● 太子西山古墳(たいしにしやまこふん)
敏達天皇/前方後円墳/93m<天皇陵>
● 春日向山古墳(かすがむかいやまこふん)
用明天皇/方墳/63m×60m<天皇陵>
● 山田高塚古墳(やまだたかつかこふん)
推古天皇/方墳/63m×56m<天皇陵>
● 山田上ノ山古墳(やまだうえのやまこふん)
孝徳天皇/円墳/30m<天皇陵>
● 叡福寺北古墳(えいふくじきたこふん)
聖徳太子/円墳/55m<天皇陵クラス>