神社・仏閣

錦渓山 極楽寺(きんけいざんごくらくじ)<河内長野市>

所在地
大阪府河内長野市古野町12-1
電話番号
0721-52-2119

錦渓山 極楽寺(きんけいざんごくらくじ)は河内長野市古野町の旧東高野街道沿いにある融通念佛宗 古野本山のお寺で、聖徳太子が推古天皇の病気平癒を願われた場所でもあります。
この地にあった杉の根元に湧く霊水を汲んで差し上げたところ、たちまち平癒されたと言われています。

聖徳太子が薬師如来を刻まれ、本尊としたのが極楽寺の始まりとされています。
当時は地元で温泉が湧き出ていたことから「温泉寺」と呼ばれていました。

その後、一旦は衰退するも南北朝時代に焼失するも1321年(元享元年)に融通念佛宗の法明上人によって再興されて現在に至ります。阿弥陀如来を御本尊としています。(本殿は化政時代(1800年代前半頃)からの遺構になります。)
膳所藩主だった本多氏の菩提寺として栄華したことがあったそうです。

明治時代には石川を源泉とする極楽寺温泉が、寺内の湯屋兼備の宿泊施設である「三笑館」にあったそうで、河内長野市も有数の温泉エリアだったことが伺えます。
また近年、高台に「河内大仏」が建立され、「河内(かわち)の大仏さん」として親しまれています。

極楽寺周辺は歴史と自然が調和した観光エリアです。旧東高野街道を散策しながら、極楽寺を訪れることで、静寂と歴史の息吹を感じることができます。
また、春の桜、夏は新緑、秋は紅葉から冬の景色など四季折々の風情が楽しめるので、お出かけしてみられてはいかがでしょうか?

 

【文化財】
◆ 本堂(方七間):1658年(万治元年)建立(一部再建)。江戸時代の建築様式が残る建物。
◆ 錦渓大仏(河内の大仏さん):青銅製阿弥陀如来像(高さ6.8m)、大仏八角堂含めると13.2mある大仏。1984年(昭和59年)開眼。
◆ 薬師如来像:聖徳太子作と伝わる仏像が本堂に祀られています。
◆ 薬師堂:薬師如来を祀る仏堂。寺の起源(温泉寺時代)を示す建物でもあります。
◆ 五ノ木稲荷神社:もともと別の古墳にあった稲荷神が移設されたもので、地域の信仰を集める神仏習合の歴史を持つ建物。寺の起源(温泉寺時代)を示す建物でもあります。
◆ 楠正成慰霊碑:南北朝時代の武将・楠木正成とその一族、そして彼らが祀る出征戦没者たちを供養するために建立された慰霊碑。

スポット情報

名 称 錦渓山 極楽寺(きんけいざんごくらくじ)
宗 派 融通念佛宗 古野本山
所在地 大阪府河内長野市古野町12-1
大きな地図はこちらから。

拝観時間 8:00~17:00
拝観料 無料
駐車場 あり
電話番号 0721-52-2119
アクセス 南海高野線/近鉄長野線「河内長野駅」下車。
北へ徒歩約7分
サイトURL 公式サイト
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