1432年(永享4年)に疫病の平癒を願い創建されたと伝えられています。
元来は牛頭天王を祀っていましたが、廃仏毀釈運動により八坂神社から分霊を受けました。現在の社殿は1673年に改築されたもので、唯一神明造様式となっています。
1907年(明治40年)に一旦千早神社に合祀されましたが、1909年(明治42年)に復社鎮座されました。
中津神社最大の行事が秋祭りで、10月の第三土曜から日曜にかけて獅子舞の奉納やだんじりの曳行(えいこう)が行われます。
獅子舞
毎年10月の秋祭りに神社の境内で無病息災と五穀豊穣の感謝をこめて舞われています。
この獅子舞は大陸から伝来した「神楽系(別名:ぎがくけい)」の獅子舞で、頭(かしら)と後舞(あとまい)で舞う、二人立(ふたりだち)という舞い方で、軽業や曲芸のような特徴があります。
狭い舞台の上での二人立の舞は珍しく、中には道化やキツネ(神の化身)を交えて、3人で舞う演目もあります。他にも狗やひょっとこなどの道化も見られます。
演目は全部で12演目あるそうです。