磯長山 叡福寺は、大阪府南河内郡太子町太子にある太子宗の本山の寺院で、四天王寺、法隆寺とならんで、太子信仰の中核となった寺院です。
御本尊は如意輪観音。
新西国三十三箇所客番札所。
また、河内西国霊場の第21番札所にもなっており、江戸時代に始まったとされる観音巡り霊場のひとつとされています。
主に中河内、南河内の寺院を中心とした33ヶ所のお寺と、4ヶ所の特別客番寺院で構成されています。
南河内地域では、
布忍山 大林寺(ぬのせやま だいりんじ)<松原市>
護法山 壷井寺(ごほうざん つぼいでら)<柏原市>
紫雲山 葛井寺(しうんざん ふじいでら)<藤井寺市>
天童山 大黒寺(てんどうざん だいこくじ)<羽曳野市>
半偈山 浄谷寺(はんげさん じょうこくじ)<富田林市>
峰條山 楠妣庵観音寺(ほうじょうさん なんぴあんかんのんじ)<富田林市>
智福山 龍雲寺(ちふくさん りゅううんじ)<富田林市>
南向山 西方院(なんこうさん さいほういん)<太子町>
神下山 高貴寺(しんげざん こうきじ)<河南町>
などが河内西国巡礼として知られています。
聖徳太子の墓所とされる叡福寺北古墳があることでも有名で、たくさんの人が来訪されています。
開基は聖徳太子または推古天皇とも、聖武天皇とも言われています。
春は桜が咲き、見ごろになるとたくさんの人でにぎわいます。