1,400年ほど前の飛鳥時代(616年頃)からの歴史を刻む日本最古のダム式ため池「狭山池」と一体化した親水空間を有する土地開発史専門の博物館として2001年3月28日に誕生しました。
土木遺産の保存と公開を目的とし、狭山池1,400年の歴史や土木技術の歴史等を紹介するため、建物内部には狭山池の巨大な堤の断面を丸ごと移築展示されていたり、池の水を田畑へ送るために埋設された木樋が展示されていたりと、見所満載となっています。
また、斬新な建物のデザインは、日本の代表的建築家・安藤忠雄氏の設計によるもので、建物全体はコンクリート打ちっぱなしの巨大な直方体を組み合わせた形になっており、大阪狭山市のランドマーク的存在になっています。
エントランスから建物入口までに水庭があるほか、壁面には水が滝のように流れ落ちていて、まさに水の都を感じさせるような幻想的な空間となっています。
建物内部には巨大な堤の断面や取水塔、発掘調査で出土した取水部や土器などを収納展示しており、国指定重要文化財も間近で見ることができます。
内装では、吹き抜けが多用されていたり、アール状の階段を用いたりと、空間的にデザイン的感覚を形にしており、見る角度や時間帯によって見える景色が変わる楽しみ方があったり、どこか開放的な感じが楽しめたりします。
大阪狭山市の郷土資料も展示されてたり、購入が出来たりしますので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。