錦織神社の鎮座するこの地域は、古代錦部郡と呼ばれ錦を織る技術者の集落として、また水流の合流地点として栄え、この地域の守護神として室町時代正平18年(1363年)にこの神社が創建されたと伝えられています。
また、錦織神社は『河内の三水分』の一つとして「上の水分」、『美具久留御魂神社』を「下の水分」、『建水分神社』を「上の上水分」と称されていました。
参道の入り口は川西小学校の東側に隣接していて駐車場もこちらにあります。(参道に向かって左側)
参道は百五十メートルほど。かつてここて流鏑馬が行われたとか。
歩いてみると馬が駆ける様子が想像できる真直ぐ長い参道でした。
本殿は、総檜皮葺・漆塗りの華麗な建物です。
屋根が特徴的で、唐破風の上に千鳥破風をのせており、このような屋根をもつ社殿は安土桃山時代以降各地で造られるようになりますが、錦織神社本殿はそのもっとも古い例です。
普段は玉垣の門は閉められていますが、毎月一日には門が解放され、本殿・拝殿の前で直接参拝することが出来ます。
本殿の両脇には、摂社春日社と摂社天神社が並立し、本殿と一連の社殿を築いています。天神社は文明12 年(1480 年)に建てられたことが分かっており、春日社も同じころに建てられたと考えられます。
錦織神社本殿は昭和25 年に重要文化財に指定され、両摂社は昭和44 年に追加指定されています。
御祭神は本殿中央に建速素戔嗚尊、右に品陀分命(応神天皇の神名)、左に菅原道真公をお祀りしており、天照皇太神、伊戔円尊、倉稲魂神、天水分神、高龗神を配祀しています。
摂社春日社には熊野速玉神、春日大社明神、摂社天神社には火産霊神、大国主神、恵比寿神をお祀りしています。
末社には金刀毘羅宮と弁財天をお祀りしています。
祭祀
1月1日 元旦祭
1月第二月曜(成人の日) とんど祭り
2月3日 鎮魂祭(節分)
4月 春祭り
7月夏祭り
10月第二土曜 秋季大祭(地車の宮入、神輿渡御の儀)
12月 新嘗祭
調べてみると、この辺りは古代において百済より帰化した諸藩が広く土着していたそうで、更に興味を惹かれました。また別途、地域の歴史も載せていきたいと思います。