千早神社はかつて楠木正成(くすのきまさしげ)が築き上げた「千早城本丸跡」にあります。
南北朝時代初期の1332年(元弘二年/正慶元年)に千早城が築城された際、その本丸に城の鎮守として八幡大菩薩を祀って創建されたと伝えられています。
後に、楠木正成、楠木正行(くすのきまさつら)、久子刀自(くじとじ<※正成卿夫人>)らが合祀されました。通称は『楠公さん(なんこうさん)』と呼ばれています。
三方を深い谷が囲み、残りの一方は金剛山の山頂へ連なる尾根となっているため、戦の時には非常に攻めにくく、楠木正成(くすのきまさしげ)がその地形をうまく活用して勝った話が現在に伝えられており、有名なお話です。
拝殿及び渡廊は国指定文化財に登録されていて、登山をされる方や氏神としてお参りされる方が多くいらっしゃいます。
今でも、千早城の城址への道のりは険しく、ちょっとした登山へ行くような心構えと準備が必要です。
金剛山登山口から千早城址までは山頂までの登山道の中腹にあり、徒歩で約20~30分程度で到着できます。
【例 祭】
5月25日
※直近の日曜日に地元の小学生を中心に千早赤阪村の村民が参加して運動会と餅まきが行われるそうです。
10月17日
【境 内】
本殿
摂末社(2社)
鳥居
【祭 神】
<本 殿>
八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)
楠木正成(くすのきまさしげ)
楠木正行(くすのきまさつら)
久子刀自(くじとじ)
<相 殿>
大市媛命(おおいちひめのみこと)
天太玉命(あめのふとだまのみこと)
















