創建は1724年(享保9年)に狭山藩主北条氏(小田原北条氏の子孫)の援助のもと、独園和尚が当時河内長野市石見川にあった真言宗の寺院を移転して黄檗宗(おうばくしゅう)として開山のが始まりとされています。
北条家および狭山藩士、加太新田農民の菩提寺として、加太地域の人々の菩提寺として今に至っています。
御本尊には十一面観世音菩薩がまつられており、菩薩像は平安朝後期の作で、後世に修復されています。
1734年(享保19年)作の涅槃図は5月5日のウエサカ祭の日に公開されます。
「ブッダの生涯を追体験できる像」
四季折々に咲く花を楽しめることで知られており、特に蓮の鑑賞地として有名。
河内西国霊場の第4番札所にもなっており、江戸時代に始まったとされる観音巡り霊場のひとつとされています。
主に中河内、南河内の寺院を中心とした33ヶ所のお寺と、4ヶ所の特別客番寺院で構成されています。
南河内地域では、
布忍山 大林寺(ぬのせやま だいりんじ)<松原市>
護法山 壷井寺(ごほうざん つぼいでら)<柏原市>
紫雲山 葛井寺(しうんざん ふじいでら)<藤井寺市>
天童山 大黒寺(てんどうざん だいこくじ)<羽曳野市>
半偈山 浄谷寺(はんげさん じょうこくじ)<富田林市>
峰條山 楠妣庵観音寺(ほうじょうさん なんぴあんかんのんじ)<富田林市>
磯長山 叡福寺(しながさん えいふくじ)<太子町>
南向山 西方院(なんこうさん さいほういん)<太子町>
神下山 高貴寺(しんげざん こうきじ)<河南町>
などが河内西国巡礼として知られています。
【境 内】
本堂
【文化財】
十一面観世音菩薩像
降魔成道仏像
釈迦像(誕生、出家、苦行、成道、説法、涅槃)
布袋尊像
玄奘三蔵法師像
涅槃図
大般若経六百巻
北条家之墓