神社・仏閣

布忍山 大林寺(ぬのせやま だいりんじ)<松原市>

所在地
大阪府松原市北新町1丁目10-5
電話番号
072-331-0718

元々は、大林寺の元となる寺院が堺市美原区大饗(おわい)にあったそうですが、明治時代初めの頃に廃寺となったそうです。

加えて、現在の大林寺の地には「念仏寺(ねんぶつでら)」と言う寺院が存在していたそうですが、同様に明治時代初めの頃に廃寺となったそうです。

また、奈良時代からの歴史を有すると言う布忍寺(ぬのせでら)があり、弘安年間(1278年から1288年の頃)に中興された際に、創建されたと伝えられている永興律師(えいこうりっし)にちなんで「永興寺(えいこうじ)」と改名されたそうですが、1873年(明治6年)に廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により廃寺となりました。

そうしてその後、1878年(明治11年)に念仏寺の跡地に大林寺が移転・再興され、永興寺に伝わっていた木造十一面観音立像をはじめとする什物が引き継がれたそうです。

ちなみに、永興寺の本堂は柏原市の「護法山 壷井寺(ごほうざん つぼいでら)」の本堂として移築され、引き継がれたそうです。

河内西国霊場の第5番札所にもなっており、江戸時代に始まったとされる観音巡り霊場のひとつとされています。
主に中河内、南河内の寺院を中心とした33ヶ所のお寺と、4ヶ所の特別客番寺院で構成されています。
南河内地域では、
護法山 壷井寺(ごほうざん つぼいでら)<柏原市>
紫雲山 葛井寺(しうんざん ふじいでら)<藤井寺市>
天童山 大黒寺(てんどうざん だいこくじ)<羽曳野市>
半偈山 浄谷寺(はんげさん じょうこくじ)<富田林市>
峰條山 楠妣庵観音寺(ほうじょうさん なんぴあんかんのんじ)<富田林市>
智福山 龍雲寺(ちふくさん りゅううんじ)<富田林市>
磯長山 叡福寺(しながさん えいふくじ)<太子町>
南向山 西方院(なんこうさん さいほういん)<太子町>
神下山 高貴寺(しんげざん こうきじ)<河南町>
などが河内西国巡礼として知られています。

【境 内】
本堂
大聖歓喜天堂

【文化財】
阿弥陀如来像
木造十一面観音立像 – 平安時代後期(松原市指定有形文化財)

スポット情報

名 称 布忍山 大林寺
(ぬのせやま だいりんじ)
宗 派 融通念仏宗
所在地 大阪府松原市北新町1丁目10-5
大きな地図はこちらから。

拝観時間 -
拝観料 -
駐車場 あり
電話番号 072-331-0718
アクセス 近鉄南大阪線「布忍」駅下車。徒歩15分ほど。
サイトURL 河内西国霊場会公式サイト
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